『美術館の隣の動物園』の O.S.T より。
『八月のクリスマス』での「はにかみ」演技で彼女の虜になった男性は多いと思います。でも、
私はあの段階ではまだ虜にはなってはいませんでした。彼女の演技に不満があったわけではあり
ません。作品の素晴らしさの前に彼女の存在が霞んでしまったのでしょう。
彼女のファンになったのは、『美術館の隣の動物園』を観てから
です。ソウルで観た時、「シム・ウナって、こんなにイイ女だったっけ」とおのれの認識不足を
恥じたものです。O.S.T(サントラ)を買って帰ってよく聴きました。久しぶりに引っ張り出して
みたら、このＣＤの歌詞カードに載っている彼女の写真はなかなかいいですね。今はほとんどサ
ントラのＣＤは買わなくなったんですが、バカにできないと思いました。日本で『八月のクリスマス』が公開された時、その初々しさから彼女を新人俳優だと思ってい た人がかなりいましたが、もちろん、そんなことはありません。ドラマには何本も出演している 人気俳優でしたし、映画にも２本出演していました。そのうちの１本、『ボーン・トゥ・キル』 では、チョン・ウソンと共演しています。この作品の彼女も悪くないです。 『イ・ジェスの乱』については多くを語りたくないのですが(笑)、『カル』の彼女はぞくっと するような美しさがありました。『美術館の隣の動物園』とは違った彼女の魅力が引き出されて いたと言っていいでしょう。 そして、奇しくも引退作となった『interview』です。バレリーナとして華麗に舞う姿も目の 保養になりましたが、それよりも、一見平凡な女性を淡々と演じる彼女のほうが好きでした。 事実上引退した彼女ですが、今でも人気投票すれば必ず上位に顔を出します。「伝説」となる には惜しい存在。復帰する日が来ることを祈っています。 |
